Boston Dynamicsの犬型ロボット「Spot」は、音楽に合わせて踊ったり、牧羊犬のように羊の群れを管理したり、医師が安全に新型コロナウイルス感染症患者を診察できるように支援したりと、その愛らしい外見と素晴らしい能力で、以前からロボット界のアイドル的存在となっている。
そんなSpotの飼い主になる夢が今、現実に近づきつつある。ただし購入できるのは、この犬型ロボットに7万4500ドル(約800万円)を支払う気のある米国企業だ。
Boston Dynamicsは米国時間6月16日にSpotの販売を開始した。広告動画では、その潜在的用途の一部が紹介されている。
7万4500ドルという基本価格で購入できるのは、「Spot Explorer」キットだ。「Spot Explorerは、柔軟性の高いモバイルロボットを、工業検査からエンターテインメントにいたるまでのさまざまなタスクに適応させる方法を調査したいと考える、熱意ある開発者向けに設計されている」と、Boston Dynamicsは説明している。1000ドル(約10万7000円)の手付金で1台を予約でき、出荷は6~8週間以内になるという。
このキットには、Spot、バッテリー2個、充電器、タブレットコントローラー、収納ケースなどが含まれている。カラーのパノラマビューを実現する2万1800ドル(約234万円)の「Spot CAM」や、大きな空間でのSpotの自律走行を補助する1万8450ドル(約198万円)のLiDARアップグレードなど、さまざまなアドオンでこのパッケージをカスタマイズすることが可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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