株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を運営する日本クラウドキャピタルは6月15日、野村ホールディングス(野村HD)を引受先とした第三者割当増資を実施したと発表した。加えて、野村HDと資本業務提携を合意したという。
同社では、野村HDからの出資も含めて、2020年11月から続く第三者割当増資のエクステンションラウンドをクローズした。調達額は約21.7億円で、設立からの累計調達額は約35.9億円。株主数は124人になるという。
同シリーズでの引受先は、いよぎんキャピタル(いよベンチャーファンド6号投資)、i-Lab5号投資、加賀電子、菊池製作所、ちばぎんキャピタル(ひまわりG5号投資)、野村ホールディングス、東急、Birdman、Macbee Planet、PE&HR、Sun Asterisk(既存引受先)、VOYAGE VENTURES、その他、機関投資家および、個人投資家。
日本クラウドキャピタルは、1口10万円前後の少額から、IPOやバイアウトを目指すベンチャー企業に投資できる株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」を提供。同サービスを通じて、ファン投資家とベンチャー企業をつなぎ、成長支援に向けた取り組みを行ってきた。
普通株式や新株予約権への投資となり、投資先企業からのIR情報を定期的に確認可能。企業によっては、投資に対してエンジェル税制を活用できる場合や、株主優待を設定している会社もあり、新しい投資体験が可能だとしている。
今回調達した資金については、既存ビジネスのオペレーションを強化するほか、セカンダリーマーケット構築のための体制強化および、システム開発に投資する。また、今回の野村HDとの業務提携により、野村HDの全国のネットワークを通じて、全国のベンチャー企業への資金調達を中心とした成長支援を行うという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス