Appleは米国時間6月7日に開幕した開発者会議Worldwide Developers Conference(WWDC)で、「Mac」用OSの最新版となる「macOS Monterey」を発表した。
macOS Montereyは、2020年にリリースされた「macOS Big Sur」の後継バージョンで、数々の新機能、例えば1組のマウスとキーボードを使って「Mac」と「iPad」の間でデータをシームレスに移動できる「ユニバーサルコントロール」などが追加されている。また「AirPlay」への対応や、デバイス間の同期機能が改良された「Safari」ブラウザーなども含まれる。さらに、「FaceTime」の空間オーディオ対応や、新しい「集中モード」など、「iOS 15」に追加されたのと同じ新機能も搭載されている。
Appleは人気が高く、「iPhone」や「iPad」では成功を収めているが、現在使用されているコンピューターにMacが占める割合は、まだ全体の10%にも満たない。
しかし「M1」チップを搭載するMacの登場で、そうした状況も変化しつつある。Appleは先ごろ、M1搭載Macの売れ行きがかなり好調だったことから、2021年1~3月の同社のデスクトップやラップトップの売上高が過去最高となる91億ドル(前年同期比70%増)に達したことを明らかにしていた。これに関して、Loup VenturesのアナリストであるGene Munster氏は5月、「パンデミック前の5年間、Macは年間成長率が平均1%という、基本的に横ばいの事業だったことに注意してほしい」と記していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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