カスタムサラダレストランCRISP SALAD WORKSを展開するCRISPは6月8日、One Capitalを引受先とした約5億円の資金調達を実施したと発表した。今回の資金調達によって、企業価値評価は約42.5億円になるという。
あわせて、One Capital代表取締役CEOの浅田慎二氏が社外取締役に就任する。
今回調達した資金は、非連続な成長と高い収益率を実現する外食企業の形「CONNECTED RESTAURANT(コネクティッド・レストラン)」に必要な成長領域であるテクノロジー・デザイン・ヘルス・ロボティクス・ロジスティクスにおいて、戦略的な投資を可能とするものになるという。
なお、同社が運営するCRISP SALAD WORKSの年間売上約11億円(70万件の注文)のうち、すでに93%がデジタル経由のチャネルで発生。コロナ禍において、スマートフォンや店頭KIOSKを使ったデジタルダイニングが同社の急速な成長を後押ししている。
同社では、進化する顧客の期待を超越し続けるコネクティッド・レストランを目指し、オフィス向けのグループ配送サービス「CRISP BASE」の拠点を、2022年末までに300拠点に拡大する。また、超小型ピックアップステーションの「CRISP STATION」を2021年内にローンチする予定。
加えて、モバイルオーダーとフラッグシップとなる物理店舗、デリバリーやCRISP BASEなどのオンラインとオフラインを融合した拡張拠点を組み合わせ、高いROI(投資利益率)の新規顧客獲得方法で、新しい都市へと展開するという。
2021年5月に招待制ベータ版をリリースしたサラダの定期配送サービス「CRISP REPLENISH」では、今後さらに開発と検証を進めていく。
また、サラダ調理ロボットの開発にも力を入れる。店舗での作業と接客を分離し、人がより創造性の高い価値を生み出す「LTVを高めるための接客」に時間を使えるよう、作業をロボティクスの力で解決する方針としている。
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