自転車は都市部の移動に向いているし、特にコロナ禍の今は他者との接触を避けられるメリットが大きい。そうした自転車をさまざまな場面で多用するとなると、やはりナビゲーションデバイスがほしくなる。そこで、自転車に適したシンプルな「BeeLine」を以前取り上げた。ただし、ナビといっても道案内まではしない。単純に、目的地の方角と距離を示すだけだ。
それに対し、今回紹介する後継モデルの「Beeline Velo 2」は、シンプルさを損なうことなく、一般的なナビ機能も搭載した。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Beeline Velo 2は、自転車のハンドルに取り付けても邪魔にならないほど小さなナビデバイス。連携させたスマートフォンの専用アプリで目的地を設定すると、移動時に道案内してくれる。しかも、自転車向けをうたっているだけあり、移動ルートはいずれも自転車に適したものだ。
提案されるルートは、移動時間をできるだけ短くする「fast route」、安全性を考慮した「quiet route」、両者の中間的な「balanced route」の3種類。こうしたルートの提案は、ユーザー自身やほかのBeeline Velo 2利用者の評価をもとにして決定される。あるルートのナビゲーション中に、Beeline Velo 2に設けられている「+」または「-」のボタンを押すことで、高評価や低評価できる仕組みだ。
曲がり角などを指示する通常のナビゲーションは、「route mode」を選ぶと利用できる。方角と距離だけを示す従来の「ファジーナビゲーション」も、「compass mode」で使える。ナビ機能に加え速度計や距離計といった機能も備え、目的地に到着する予想時間も表示する。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月17日まで。記事執筆時点(日本時間6月4日14時)でキャンペーン期間は42日残っているが、すでに目標金額2万ドル(約221万円)の8倍を上回る約17万ドル(約1874万円)の資金を集めている。
Beeline Velo 2の紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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