ノートPCは薄くて軽いモデルが人気なうえ、コスト削減の意味もあり、周辺機器を接続するポートの種類と数が減らされ、USB-Cに集約されやすい。多くのデバイスを使うには、USB-Cに対応したハブを別途用意することになる。そのため、市場には多種多様なUSB-C対応ハブが存在する。
今時USB-Cハブなど珍しくないが、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の「DockCase Smart Dock」は個性的だ。ディスプレイを搭載して、さまざまな情報を表示できる。
DockCase Smart Dockは、ノードPCなどにUSB-Cで接続して使用するハブ。USBポートのほか、HDMIポートやSDカードスロットなどを備える。最大の特徴は、天板に組み込まれた1.3インチまたは1.54インチのディスプレイ。
このディスプレイには、ポートに接続したデバイスの状況、ポートの使われ方などが自動的に表示される。たとえば、USBポートの転送速度、給電中のUSBポートの電圧と電流、HDMIポートに接続されたディスプレイのサイズや解像度などが、一目で分かる。さらに、各ポートを制御しているチップの温度も確認できる。
DockCase Smart DockをノートPCなどに繋いで起動すると、まずディスプレイには挨拶メッセージが表示される。モデルによっては、このメッセージの内容やフォントを好みに応じて変えられる。また、使用時の置き方に合わせ、ディスプレイの表示方向を見やすい向きに切り替えることも可能。
用意されているポートは、HDMI(4K@60Hz HDR)、USB-C PD(100W、24V)、USB-A 3.2(10Gbps)、USB-A 2.0、Gigabit Ethernet、SDカード、MicroSDカードなど。具体的な搭載ポートは、モデルによって異なる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2021年1月17日まで。目標金額の2万ドル(約207万円)に対し、記事執筆時点(日本時間12月25日14時30分)で約1万9675ドル(約203万7000円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと22日ある。
DockCase Smart Dockの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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