ソフトバンクは6月1日、5Gの活用を促進することを目的とした「ソフトバンク5Gコンソーシアム」を設立し、5Gの導入に関心を持つ企業を対象としたコンソーシアム会員を募集することを発表した。
同社が産業のデジタルトランスフォーメーション化(DX化)を推進し、社会問題に取り組む「Beyond Carrier」戦略の一環として設立されたもので、5Gの本格普及期とともにさまざまなニーズに対応する技術の開発や商用化に取り組む。
コンソーシアムは、大きく3つのグループに分かれる。5Gを活用した実証実験を実施する事業会社と5G関連の通信設備や機器、技術を提供するサプライヤーなどの2者から構成される「ワーキンググループメンバー」、ワーキンググループへ専門知識を提供する大学教授などから構成される「アドバイザー」、今回募集されている自治体や企業などに向けた「5Gコンソーシアム会員」から成り立つ。なお、コンソーシアム会員は最新情報を得たり、イベントに参加したりできるが、ワーキンググループへの参加は事前審査を受けた一部のみとなっている。
ワーキンググループでは、それぞれの知見を活かして実証実験をするほか、初期段階では5Gを活用するニーズが特に高いとされている「製造」「運輸」「建設」「医療」「スマートシティ」の5つのテーマに分けて運営する予定。実証実験などを通して5Gを活用するモデルケースを作成し、領域全体に展開できる技術の開発や商用化に取り組むとしている。
また、実証実験ではソフトバンクの竹芝ラボ(東京都港区)と5G X LAB OSAKA(大阪府)を供用するという。
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