NECは6月1日、東京医科歯科大学(TMDU)と、ヘルスケアサービスの実証店舗「NECカラダケア神楽坂店」を6月15日にオープンすると発表した。
店舗はJR飯田橋駅から徒歩5分に位置する。予約はウェブサイトで受付中だ。
「病気にならないためのヘルスケア」をテーマにした店舗で、2020年に締結した「ヘルスケア領域における新たなサービス事業の創出・推進に関する連携協定」の一環。NECのAI技術と東京医科歯科大の医学的知見をあわせ、専門性や信頼性を高めたヘルスケアサービスの提供を目指す。
店舗では、腰、肩、首、膝等に不調を感じることがある人、各種整形外科疾患の治療及び回復リハビリが完了した後の後遺症に悩みがある人を対象に、「身体」に関する日常の行動データを活用し、身体評価や施術、改善プログラムを提示する。
セラピストは全員、リハビリテーションの知識・経験を持つ理学療法士、作業療法士だ。
また、初回は店舗での施術が必須だが、2回目以降はオンラインでも治療が受けられる。料金と所要時間は、初回が75分で通常価格は1万1000円(プロモーション価格:2000円)、2回目以降に店舗を利用する場合は1万1000円(所要時間60分)、オンラインの場合は5500円(所要時間45分)。また、指名する場合は別途指名料が加算される。
将来的には、フィジカルケアのサービスで得た知見データや、身体、栄養、心に関する日常の生活・行動データを、NECのAIをはじめとする先進技術とTMDUの医学的知見を組み合わせて分析・活用し、総合的に日常生活を支援するヘルスケアサービスを提供する。
民間のヘルスケアサービスと医療機関の新たな情報連携モデルを構築するとともに、両者が推進している共同研究テーマ「整形リハビリテーションに関する医療従事者の暗黙知を共有可能にする技術の開発」にも活用し、さらなるサービス品質の向上を目指すとしている。
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