ECプラットフォーム「STORES」やキャッシュレス決済「Coiney」を提供するヘイは5月28日、「新型コロナウイルスワクチン接種予約システム - STORES 予約」を2021年5月12日から2022年3月31日までの期間、無償で提供すると発表した。
これは、同社のオンライン予約システム「STORES 予約」を活用した新型コロナウイルスワクチン接種予約に特化したシステム。2021年2月18日から提供を開始し、自治体・病院・事務局向けに展開している。今回無償となるのは、予約数無制限でSTORES予約の全機能が利用可能な「通常プラチナプラン」(月額6万円相当)。なお、申込み状況により早期に締め切る可能性があるとしている。
システムでは、自治体と各病院間で予約状況、在庫状況を一括で管理できるほか、コールセンター(協力会社)も提供可能。ワクチン接種を受ける住民からの電話で予約を受けることもできるという。また、今回の施策では、申し込みした自治体・病院・事務局向けにサポートも実施。各自治体のニーズに合わせて担当スタッフがシステムの提案と個別サポートを提供する
利用フローとしては、まず自治体や各病院が確保したワクチン数分の予約枠を設定。接種を受ける住民が予約ページにアクセスし、任意の病院を選択。接種券番号と必要事項を入力して予約する。病院側では、院内の予約状況を管理画面から確認できるほか、自治体でも各病院の予約状況を管理画面から一括で把握することができる。
同社ではこれまで、ネットショップ開設、キャッシュレス決済、オンライン予約システムなど、STORESプラットフォームの展開を通じて、スモールビジネスのデジタル化に取り組んできた。コロナ禍の影響を受けている中小の事業者が、1日でも早く商売に集中できる環境の実現には、早期のワクチン接種完了が重要であると考え、ワクチン接種予約システムの無償提供を決めたという。
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