アマゾンを女性5人が提訴--ハラスメントや差別などで

Laura Hautala (CNET News) 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2021年05月21日 12時28分

 Amazonの従業員と元従業員の女性5人が米国時間5月19日、同社を個別に提訴した。ハラスメントや差別、同一賃金の違反、報復行為など、さまざまな雇用法違反があったと主張している。これらの女性の代理人となる弁護団はいずれも同じで、4つの州の米連邦裁判所に訴状が提出された。5人のAmazonにおける職務はそれぞれ異なる。

Amazon社屋
提供:Getty Images

 これらの訴訟は、現在Amazonでシニアマネージャーを務めるCharlotte Newman氏が3月に起こした差別およびハラスメントの訴訟に続くものだ。同氏は、Amazonで自身の能力より低い職務に就けられたと主張している。さらにその後、Amazonは同氏を昇進させることなく、より責任の重い仕事を引き受けるよう求めたという。黒人であるNewman氏は、上司から人種的偏見を含む否定的なフィードバックを受けたり、同僚から嫌がらせをされたり体を触られたりしたとも主張している。

 Amazonの広報担当者は20日、今回提出された訴状の内容を精査しており、現時点で主張を裏付ける証拠は見つかっていないと述べた。

 この担当者は、「Amazonは、多様で公正、かつインクルーシブな文化を育むことに尽力している」として、次のように述べた。「当社はいかなる形の差別やハラスメントも容認しておらず、従業員は報復を受けることなく、管理職の誰かに、あるいは匿名の倫理ホットラインを通じて、不安があれば相談することを奨励されている」

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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