「消える」メッセージの先駆けであるSnapは米国時間4月22日午後、2021年度第1四半期(3月31日締め)の決算を発表した。売上高と利益はアナリストの予想を上回り、四半期別でフリーキャッシュフロー(純現金収支)が初めて黒字になったという。第2四半期の売上高については、第1四半期を上回る見通しを示した。
デイリーアクティブユーザー数(DAU)は2億8000万人に増加した。アナリストらは2億7460万人になると予想していた。
固定投資調整後のキャッシュフローは1億3100万ドルで、フリーキャッシュフローが初めて黒字になったとしている。
Snapの共同創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるEvan Spiegel氏は、「2021年のスタートとなる第1四半期に、前年同期比売上高とデイリーアクティブユーザー数の増加率が過去3年以上で最高となり、公開企業になってから初めてフリーキャッシュフローの黒字化を達成した」と述べた。
第1四半期の売上高は前年同期比66%増の7億7000万ドルで、純利益ラインの損益分岐点に達した。
アナリストらは、売上高7億4400万ドル、1株あたり5セントの純損失を予想していた。
調整後のEBITDA(金利・税金・償却費控除前利益)で表す営業損失は200万ドルだったという。
同社は当四半期について、売上高を8億2000万~8億4000万ドル、EBITDAを2000万ドルの損失から損益分岐点の範囲に収まると予想している。コンセンサス予想では、売上高が8億2600万ドル、EBITDA が200万ドルの損失とされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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