Googleは米国時間5月18日、「Google Workspace」にコラボレーション向上のための新たな製品体験「smart canvas」を追加すると発表した。これにより、「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」をより効率的に連携させることが可能になる。smart canvasは2021年内に提供予定で、その目的は、ユーザーがより簡単に接続し、集中し、時間を有効に使えるようになることだ。
smart canvasは、ドキュメント、スプレッドシート、スライドといったGoogleの各種アプリを、スマートチップ、テンプレート、チェックリストなどの新機能で強化し、よりシームレスな体験を実現する。
Googleドキュメントに追加されるスマートチップは、現行のコメント追記機能を拡張するものだ。smart canvasの環境では、ドキュメント上で「@」に続けて文字を入力すると、スマートチップにより、ファイル、会議の予定、リンクされたドキュメント、ユーザーを簡単に埋め込むことができる(従来は「挿入」メニューからファイルなどのリンクを指定する必要があった)。同社によると、この機能は数カ月中にGoogleスプレッドシートでも利用できるようになるという。
Googleドキュメントにはまた、ウェブ版とモバイル版の両方でチェックリスト機能が追加され、複数のアイテムをチームのメンバーたちに割り振るといった使い方ができる。これらのアイテムは「Tasks」(日本では「ToDoリスト」)にも表示される。また、表作成用のテンプレートも追加され、チームメンバーからのフィードバックをまとめたり、プロジェクトの進捗を追跡したりする際に利用できる。
さらに、Googleドキュメントにページレス(ページ区切りのない)書式が追加されるほか、Googleスプレッドシートではタイムラインビューなどの新たな表示形式を選択でき、組織内でタスクの進捗を追跡するような場合に利用しやすくなる。
smart canvasの環境ではさらに、チームのメンバーがどこで働いていても、Googleのドキュメント、スプレッドシート、スライドから直接ウェブ上のビデオ会議「Google Meet」にコンテンツを共有できる。Googleによると、2021年秋にはMeetがドキュメント、スプレッドシート、スライドと直接連動するようになる。メッセージアプリ「Google Chat」との連携機能も追加されている。Googleドキュメントにおける絵文字のリアクション、いくつかの入力支援機能も予定しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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