Microsoftは「Windows 10 May 2021 Update」(バージョン21H1)の提供を開始したが、「Windows 10X」は2021年に提供されないことが明らかになった。
Windows 10Xは当初、Microsoftが2画面端末用に設計していたOSだ。Microsoftは米国時間5月18日、Windows 10 May 2021 Updateに関するブログ記事の中で、Windows 10Xについて方針を変更することを明らかにした。Windows 10Xを2021年にリリースするのではなく、Windows 10Xで学んだことを生かして、鍵となる基礎的な10XのテクノロジーをMicrosoftの製品やWindowsのほかの部分に統合していくと説明している。
一部は、「Windows Insider」プレビュービルドのWindowsに反映されており、例えば「Microsoft Defender Application Guard」などに採用されているコンテナーテクノロジー、改良された「Voice Typing」(音声入力)機能、タッチキーボード機能などが統合されているという。
Microsoftは2020年5月、Windows 10Xの当初のリリース予定を変更すると発表した。2021年5月に入り、Windows 10Xの開発を中断したと報じられていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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