アドビは5月10日、Adobe Stockへの無制限アクセスを組み込んだ、法人向けのCreative Cloudプランとして、「Creative Cloud Proエディション」の提供開始したと発表した。
Proエディションには、写真、イラスト、ベクターのAdobe Stock標準コレクションへの無制限アクセス権が付与されているほか、コピー回数や表示回数の制限がないなどシンプルなライセンス条件が設定されている。Adobe Stockは、Creative CloudやMicrosoft PowerPointと統合でき、デザインチーム以外のユーザーも含め、アセットの検索、編集、ライセンス取得が可能という。
Proエディションを利用すれば、高解像度で透かしの入っていないアセットを使用し、コンセプトやモックアップをより迅速かつ、効率的にデザイン可能。Adobe Senseiの人工知能により、類似する画像、 絞り込みフィルター、カラー、画像のコピースペースの有無などでフィルタリングもできる。
また、カスタム構築したCreative Cloudライブラリを使用することで、クリエイティブチームは頻繁に必要となるアセットを迅速に収集・共有でき、検索にかかる時間を短縮可能。アイコン、背景、カラーパレット、テクスチャなど、頻繁に使用するストックやデザインアセットのカスタムライブラリを作成し共有しておくことで、今後発生する別のプロジェクトでも作業のスピードアップを実現する。
利用料金は、年間プランを基準としており、Creative Cloudグループ版では、1年目は各ユーザーごとに8778円/月、2年目以降は各ユーザーごとに9878円/月。Creative Cloudグループ版のユーザーは、コンプリートプランまたは、単体プランを最長で1年間、既存のサブスクリプションと同じ価格でProエディションにアップグレードできる。5人以上のユーザーで構成された企業が対象となる。
同社によると、管理、請求、予算管理を簡素化できるように設計されているため、管理者は組織のCreative Cloudおよび、Adobe Stockライセンスの購入、導入、管理を、組織の規模に合った単一のプランでカバーできるとしている。
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