入社した時は「同期のよきライバル」だったはずなのに、いつの間にか抜きんでている人がいる。これまで積んできたキャリアにも経験にも遜色がないはずなのに、どこで差がついたのか――本書を読むと、そんな「いつの間にか成長している人」の秘密がわかるかもしれない。
著者の伊藤羊一氏によると、成長できる人は、普段の何気ない会話や日常の経験からでも気づきを得て、学ぶことができるという。一方、「自分の平凡な毎日に学ぶことはない」と思い込んでいる人は、なかなか成長しない。
何気なく過ごしている日常から気づきを得る方法として、著者は「1行日記」をすすめる。頭の中で考えて何も生まれなかったとしても、「1行日記」として言語化することで見えてくるものがあるのだ。
実際、日記を習慣にしている人でもなければ、その日の出来事を思い返すことはないだろう。日記を習慣にしている人でも、1週間後、半年後、1年後に読み返して、あれこれ考えることもそう多くないはずだ。だが著者によると、今日、何も見えてこなくても、時間を経たり、グルーピングしたりすることで、いろいろな気づきを得ることは多いという。もしかしたら、日常にこそ気づきは多いのかもしれない。
「1行日記」を習慣にしている著者は、50代の今でも成長が加速しているといっている。何歳でも、どんな人でも成長できるこの習慣は、今日からはじめられるのだ。
今回ご紹介した「1行書くだけ日記」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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