TOTOは4月21日、IoTを活用した「パブリックレストルーム設備管理サポートシステム」を発表した。「空き状況表示サービス」と「設備管理サポートサービス」を提供し、利用者と施設管理者の困りごとを軽減する。提供開始は6月。
TOTOでは、商業施設、交通施設、オフィス、学校など、住宅以外の施設にもパブリックトイレを展開。その中で、利用者からは「トイレの行列を避けて、空いているトイレを使いたい」、施設管理者側からは「清潔で快適なトイレの維持管理を効率的に行いたい」といった要望が寄せられているという。
空き状況表示サービスは、バカンが提供するものを使用。スマートフォンやサイネージを通じてトイレの空き状況を確認することで、混雑が回避できるサービス。設備管理サポートサービスは、施設管理者がリアルタイムで器具の状況をパソコンやスマートフォンの管理画面から確認でき、長時間利用されているブースを知らせる「長時間利用アラート」や水石けんのタンク残量を知らせる「補充アラート」、器具のエラー内容を遠隔で確認できる「故障アラート」、予期せぬ器具の設定変更を知らせる「設定差異アラート」などの機能も用意する。
器具使用回数などの累積データを活用することで、トイレの利用状況を見える化し、傾向を把握して効率的な管理保全計画にもつなげられるとのこと。「利用実績レポート」を通じて、利用実績に基づいた現場ごとの清掃・補充計画、警備員見回り運用検討、データに基づいた長期保全計画の見直しにも役立てられる。
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