ビットキーは4月20日、東京建物と資本業務提携契約を締結したと発表した。両社はスマートビルディング領域で協業する。
本提携により、東京建物が運営するオフィスビルに、ビットキーのコネクトプラットフォーム「workhub」および「bitkey platform」技術を、既築ビル・新築ビル問わず導入する。
取り組みの第1弾として、2021年夏に東京・中央区の「東京スクエアガーデン」へworkhubを導入し、認証手段としてQRコード、顔認証、ICカードなど、多様な対応を予定している。今後は東京建物が運営するほかのビルへの導入も目指す。
workhubは、既存のビルセキュリティと連携し、ICカード、QRコード、顔認証などを組み合わせた認証方法に対応する、コネクトプラットフォーム。テナント従業員、ビル清掃スタッフ、ビルへの来訪者などの利用者に対して、利用時間や回数などの権限を設定することが可能だ。
bitkey platformは、認証・認可、ID連携、分散システム、暗号化技術などを組み合わせた、ID連携・認証、権利処理のデジタルコネクトプラットフォーム。旧来のIDを一つに統合する考えとは異なり、各事業者の提供するサービスそれぞれのIDは残したままID-Hub提供することで、さまざまなサービス連携が可能となる。
東京建物では、デジタルトランスフォーメーションの促進、および新型コロナウイルス感染症拡大防止等の観点から、快適なオフィス環境を目指して、施設混雑状況の可視化や、MaaSサービスの導入に向けた実証実験を進めてきたという。今回、ビットキーの技術を利用し、多様なサービスをつなぐことで、より快適なオフィス環境を提供するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス