テスラ車が衝突事故、2人死亡--運転席は無人か

Sean Szymkowski (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年04月20日 13時29分

 Teslaの電気自動車(EV)「Model S」が木に衝突して炎上し、2人が死亡したと、テキサス州スプリングのNBC系列局、KPRC 2が報じた。当局は事故について調査中だとしているが、現在のところ、死亡した2人はいずれも衝突の際に車を運転していなかったという見解が有力だ。

Model S
現在のところ、完全自動運転の車は販売されていない。
提供:Tim Stevens/Roadshow

 1人は助手席、もう1人は後部座席で発見された。2人の位置から、Teslaの「Autopilot」、または「Full Self-Driving」モードのベータ版が有効になっていた可能性があるが、報道ではこの点について明記されていない。いずれの運転支援システムも完全自動運転には対応しておらず、米自動車技術者協会(SAE)の定義で「レベル2」に相当する。Full Self-Drivingという名称にもかかわらず、Teslaの自動車は運転手なしで運転を処理することはできない。現地リポーターのツイートによると、車は道路のカーブで処理に失敗し、木に衝突して炎上したという。

 このリポーターは、現地の消防士が消火の手順を知るためにTeslaに連絡を取らなければならなかったとした。このことは、新たなEV時代における防火の必要性を浮き彫りにしている。KPRC 2によると、バッテリーが再発火を繰り返したため、消防士らは消火のために3万2000ガロン(約12万リットル)の水を費やしたという。

 米道路交通安全局(NHTSA)は事故の特別調査団を配備したことを明らかにし、Roadshowの取材に対して、「事故についてさらに詳細を把握するため、現地の警察やTeslaと積極的に連携しており、さらなる情報が得られれば適切な対応をとる」と回答した。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]