Facebookは米国時間4月19日、投稿やノートを「Googleドキュメント」や「WordPress.com」に転送できる新たな機能を追加したと発表した。独占的な支配力で競合他社をつぶしていると批判される中で、懸念を和らげるかのような動きだ。
世界最大のソーシャルメディアであるFacebookは、違法な反競争的行為に関与しているとして、AmazonやGoogleといった他のIT大手とともに規制当局や議員から疑惑の目を向けられている。Facebookは2020年、競合を買収して違法に競争を阻害し、また不十分なプライバシーによってユーザーを危険にさらしているとして、米連邦取引委員会(FTC)および48州の司法長官からそれぞれ連邦裁判所に提訴されている。加えて、Facebookからその他のプラットフォームに情報を転送することを困難にして、ユーザーがFacebookに留まるよう仕向けているとの指摘も受けている。
投稿やノートを転送するには、設定画面から「あなたのFacebook情報」をクリックし、「あなたのFacebook情報のコピーの転送」の横にある「見る」をクリックする。パスワードを入力したら、「転送先を選択」をクリックしてFacebookの投稿とノートを転送するプラットフォームを選択する。転送先のサービスにログインしたら、画面の指示に従って転送を確認する。
Facebookはすでに写真に関しては「Googleフォト」「Dropbox」「Backblaze」「Koofr」への転送を可能にしている。そのほか、Facebookに投稿した情報のコピーをダウンロードすることもできる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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