Facebookは、一連の新しい「ソーシャル音声」サービスを今後数カ月の間にリリースする計画だ。新型コロナウイルスの感染拡大でますます人気を高めている「Clubhouse」などの音声チャットアプリに対抗する。
「音声も当然、第一級の媒体となり、さまざまな製品があらゆる分野にわたって構築されることになるだろう」と、Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、グループチャットアプリ「Discord」を使った技術ジャーナリストCasey Newton氏との音声インタビューで語った。また、音声の人気が高まっている理由について、長い会話やマルチタスキングが可能なためだと考えているとした。
これらのサービスの1つ「Soundbites」は、短い音声クリップを録音して、写真やテキスト、動画と同じようにニュースフィードに投稿できるというもの。Zuckerberg氏によると、同社はClubhouseのようにライブ音声チャットを通じて、配信者の話を聞いたり配信者と交流したりできるツールにも取り組んでいるという。Facebookは、「Zoom」との競争の渦中にあった2020年にリリースしたグループビデオ通話機能「Messengerルーム」の音声のみのバージョンもテスト中で、2021年夏にリリースする予定だ。さらに、Facebookアプリでもポッドキャストを検索、再生できるようにすることを公式ブログで明らかにした。
Facebookはまた、Spotifyと共同で別の音声機能も開発している。こうした新サービスのリリース計画は、人々が情報共有のためのさまざまな方法を模索する中、ユーザーの関心を引くためのソーシャルネットワーク間の競争が激化していることを表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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