Uberは米国時間4月12日、3月の月間取扱高が12年弱の同社の歴史の中で過去最高だったことを明らかにした。
2020年には新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受け、主にフードデリバリーサービス「Uber Eats」のおかげで事業を維持していたUberだが、移動制限の緩和とワクチン接種の進行に伴って、配車サービスの需要が増加している。フードデリバリー需要が引き続き好調なこともあり、同社は5月の第1四半期決算発表に先立ち、米証券取引委員会(SEC)への提出書類の中で、明るい状況を報告した。
「米国におけるワクチン接種率の増加に伴い、モビリティーに対する消費者の需要がドライバーの登録状況よりも早く回復しており、デリバリーに対する消費者の需要も引き続き配達員の登録状況を上回っている」と、同社は提出書類の中で述べた。
配車サービスの1日当たりの平均取扱高は前月比で9%増加しており、Uberはこれに安堵したに違いない。新型コロナウイルスの感染拡大が最も深刻だった時期に需要が大きく落ち込んだことで、同社は2020年に多額の損失を計上した。2021年3月の配車サービス部門の取扱高は、米国をはじめとする世界中のほとんどの地域で最初にロックダウン措置がとられた2020年3月以降で、最も高い水準だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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