英国でUberのドライバーがまもなく、同社の従業員として扱われることになると、Bloombergが米国時間3月16日に報じた。この変更によりドライバーには最低賃金や休日手当などの福利厚生が17日から適用されるという。
英最高裁判所は、Uberで働くドライバーの位置づけについて同社の主張を退ける判決を2月に下した。この判決を受け、今週7万人を超えるドライバーが、Uberの従業員として認められることになった。新たに従業員となったドライバーには、最低賃金と休日手当に加えて、年金制度への加入や、病気、怪我、出産/育児費用をカバーする無料の健康保険などが認められる。また、これまでどおり、好きな時間や場所で働くという選択肢も与えられる。
「英国のドライバーにとって今日は重要な日だ」と、Uberの欧州北部および東部地区担当ゼネラルマネージャーを務めるJamie Heywood氏は16日の声明で述べた。
英国では、Uberとドライバーとの間での2016年から法廷闘争が続いていた。また米国でも何年も前から、Uberのドライバーらが従業員として区分されることを求めて争っているが、2020年11月に行われたカリフォルニア州の住民投票では、ギグワーカーを個人事業主として扱うとする発案が可決されていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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