ゆうちょ銀行は4月9日、ゆうちょダイレクトのセキュリティ強化および、機能追加・一部機能の廃止を5月6日午前6時より実施すると発表した。
セキュリティ強化では、ウェブによるゆうちょダイレクトの新規申し込み・再申し込み時の送金限度額について、一律5万円に設定(従来は1日の送金限度額が1000万円)するほか、申し込み後24時間は送金の取り扱いを制限する。また、ゆうちょ認証アプリの新規登録・再登録においても、登録後24時間、送金の取り扱いを制限するという。
一方で、これまで書面のみで対応していた送金限度額の引き上げについて、ゆうちょダイレクト上でも申込みが可能となる。ただし、ゆうちょダイレクトからの引き上げ上限は30万円。引き上げには2日程度の審査期間が必要になるという。
従来、英字2文字以上+数字の組み合わせで6〜12桁だったログインパスワードについては、英大文字・英小文字・数字の3種を全て利用した組み合わせかつ、8〜12桁のパスワードへと変更。ゆうちょ認証アプリによる送金時の認証についても、これまでのPIN(暗証番号)入力に加え、生体情報(指紋・顔)による認証に対応した。
さらに、「お客さま番号」やログインパスワードがわからない場合では、インターネットによる「再申し込み」を行うことで、「お客さま番号」などを引き継いだ状態で利用可能(インターネットによる再申し込みは、総合口座・キャッシュカードの利用が必要)だ。
そのほか、JP BANKカード利用者による住所・電話番号変更では、ゆうちょダイレクトを利用した変更に対応(ゆうちょ認証アプリまたは、トークンの利用が必要)したほか、入金お知らせメールでは、入金があった口座が分かるように、メール本文中に口座番号の下4桁が記載されるようになる。
こうした新機能追加の一方で、従来型の携帯電話向けサービスについては終了を予定。ログイン時の操作性を高めるため、画像・合言葉による認証も廃止する。
なお、各種対応に伴うシステムメンテナンスのため、ゆうちょダイレクトとWebかんたん利用申し込みについては、4月15日23時55分から5月6日5時59分までサービスを停止。ゆうちょダイレクト(ダイレクトサービス・テレホンサービス)についても、5月2日23時55分から5月6日5時59分の間、サービスを停止するという。
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