Appleは、同社の「探す」ネットワークを、Belkin、Chipolo、VanMoofなどのサードパーティー製のデバイスも検索できるように拡張した。「探す」機能は、2009年に「iPhone 3GS」とともに発表された。その後の12年間で、紛失したiPhoneだけでなく、「Mac」「Apple Watch」「AirPods」など、ほとんどのApple製品を検索できるように拡張されている。2019年にリリースされた「iOS 13」により、インターネットに接続されているか否かにかかわらず、Bluetoothを使ってAppleデバイスが検索可能になった。現時点で、数億台ものAppleデバイスが「探す」ネットワークに接続されている。
米国時間4月7日からは、VanMoofの電動自転車「S3」と「X3」など、Apple以外の製品が追跡可能になる。6月には、Belkinの「SOUNDFORM Freedom True Wireless Earbuds」や、鍵やバックパックに取り付けられるChipoloの紛失防止タグ「ONE Spot」などにも対応する。
サードパーティー各社はAppleのMFiプログラムの一環としてAppleと連携し、自社製品がプライバシー、エンドツーエンド暗号化、望ましくない追跡からの保護などに関する仕様に従っているという認証を受けている。「探す」対応製品は、「探す」アプリの「持ち物を探す」タブから追加して、「Apple ID」に紐づけることができる。「探す」対応製品を他人に売ったり譲ったりする場合は、左方向にスワイプするだけで自分のApple IDから削除できる。
すべての「探す」対応製品に、「Works with Apple Find My」バッジが付与される。バッジが付いている製品を発見した人は、「探す」アプリの「Identify Found」アイテムセクションで、見つけたことを報告できる。その製品に「紛失モード」によるメモが添付されていれば閲覧できる。
Appleはプレスリリースで、さらに多くの製品やアクセサリーが「探す」ネットワークにまもなく対応する予定だと述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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