Googleは米国時間3月30日、文書の整理や管理をデジタルで支援する新たな実験的アプリ「Stack」をリリースした。レシートや請求書、身分証明書など、さまざまな書類の写真を撮ると、Stackは自動的にスキャンして、名前を付け、分類する。書類の中で最も重要な情報(期日など)を特定し、引き出して、必要なときに簡単に見つけてアクセスできる。
ユーザーは、書類の全テキスト(タイトルのみではない)を検索し、必要な情報を素早く見つけることもできる。またこのアプリは、ファイルのコピーを「Google Drive」に保存できるため、Stackを使わなくなってもデータにアクセスできる。
説明の通りなら、Stackは確かに便利そうだ。Stackについて発表したブログ記事によると、まだ実験段階であり、処理がうまくいかない可能性もあるという。アプリを使い始める際に、ログイン時の顔や指紋による認証を必須にするなど、セキュリティをカスタマイズすることもできる。
StackはGoogle社内のインキュベーター部門Area 120から生まれた。Google CloudのチームDocAIと協力したという。このチームの人工知能(AI)が、大量の文書を分析する上で役立っている。Googleが2018年に買収した教育関連の新興企業Socraticの創業者らがStackに取り組んでいる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」