ハウスと駐車場予約アプリのakippa、キッチンカー事業で業務提携

 akippaとハウス食品グループ本社は3月24日、キッチンカープラットフォーム事業において、業務提携を締結したと発表した。

 
 

 同提携では、ハウス食品グループ本社のキッチンカープラットフォーム「街角ステージweldi」において、キッチンカー出店場所に「akippa駐車場」を活用するという。

 ハウス食品グループ本社が提供する「街角ステージweldi」は、飲食事業者と遊休地を持つスペースオーナーをつなぐキッチンカーのプラットフォーム。飲食事業者のキッチンカーの導入から運営までをトータルでサポートするという。

 ハウス食品グループ本社によると、飲食店は生産労働人口の減少、都内の家賃の上昇などから閉店件数が増加。外食業界のビジネス構造そのものを変える仕組みを提案する必要を感じ、2019年9月より事業可能性の調査検証(フィジビリティテスト)を開始した。

 また、2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大で外食の自粛傾向が進み、外食業界全体の売上は前年比84.9%と大きな影響を受けている。

 加えて、店舗運営人員の不足や家賃の上昇、席数が決まっていることによる売上の限界により、店舗型飲食店だけでは経営が厳しくなっており、外食業界においては、ニューノーマル時代に対応すべく、店舗型のみから「テイクアウト」「宅配」「出張シェフ」とさまざまな広がりをみせている。

 このような状況の中、日本の飲食業界の活性化に向け、3月3日より「街角ステージweldi」を正式に開始した。

 両社は、連携第一弾出店場所として、3月31日より東京都渋谷区初台にある「初台パソコン教室駐車場」にて出店を開始する(毎週火・水・木曜日)。

 火曜日は、スペインクラブによるパエリア。水曜日は、アラスカによるカレー。木曜日は、セクターセブンジーによるタコライスが販売される。

 
 

 今後は、akippa駐車場での出店の拡大を通じて、ニューノーマル時代における新たな飲食形態の促進および、消費者の外食需要における新たな選択を提供していく。

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