2021年内にスマートフォン「Galaxy Note」の新モデルが投入されない可能性があると、サムスンが認めた。ソウルで現地時間3月17日に開催された年次株主総会の席上で、同社の共同最高経営責任者(CEO)を務める高東真(コ・ドンジン)氏はフラッグシップモデルの1つであるNoteシリーズについて、2021年は次期モデルを投入せず、翌2022年の発売を目指したいと発言。その背景として世界的な半導体不足を挙げた。
Bloombergの報道によると、高氏は「Noteシリーズは当社の事業ポートフォリオではハイエンドモデルに位置づけられている」としたうえで、「1年で2つのフラッグシップモデルを発表することが重荷になるおそれがあり、Noteの新モデルを(2021年下半期に)発表するのは難しいかもしれない。発売のタイミングが変わる可能性があるが、来年(2022年)の発売を目指していく」と語ったという。
Noteシリーズは通常、夏の終わりか秋の初めの時期に発表され、もう1つのフラッグシップモデルである「Galaxy S」シリーズは、冬の終わりか春の初めに発表されることが多かった。サムスンが1月中旬に発表した「Galaxy S21 Ultra」は、以前はNoteシリーズ限定機能だった「Sペン」に対応した。
高氏は、Galaxy Noteの次期モデルの発売のタイミングは変わるかもしれないが、サムスンは「Galaxy Noteを購入する顧客を失望させないよう、全力を尽くす」と述べたと伝えられている。
同社は17日、「Galaxy A」シリーズの新たなラインアップを発表している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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