フォースタートアップスが「STARTUP DB」を刷新--初の有料プランも限定公開

 フォースタートアップスは3月18日、スタートアップデータベースである「STARTUP DB」をリニューアルしたと発表した。また、これにあわせて有料のエンタープライズ版も提供する。

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 STARTUP DBは、同社が2018年5月にサービスを開始したスタートアップ情報のプラットフォームで、現在約1万3000社の情報が登録されている。毎月100〜200社ほどが新規に追加されているほか、月間数千社ほどの情報がアップデートされているという。

 利用シーンとしては、たとえば事業会社が出資したいスタートアップのリサーチや比較のために利用する、スタートアップが自社と類似した企業の資本政策を参考にするために利用する、といった使われ方をしていたという。その一方で、一部ではスタートアップ向けの営業リストに使われてしまうといった課題もあったと説明する。

 そこで、スタートアップファーストかつ「国内スタートアップエコシステムのキャッシュフローの総量を増やす」というプロダクトミッションのもと、STARTUP DBを国内スタートアップとエコシステムビルダー、それぞれが信頼できるパートナーと出会える場にするため、今回のリニューアルに至ったという。

 リニューアルによって新たにフリーワード検索やタグ検索のほか、投資家企業名・サービス名での検索結果の閲覧が可能になったが、最も大きな変更点は、有料版となる「STARTUP DB ENTERPRISE」(ベータ版)を提供すること。

 ENTERPRISE版では、すべての検索結果ページの閲覧が可能なほか、企業データベースのソート機能なども利用可能。また、投資家からの投資先スタートアップへのコメントも閲覧できるようになった。さらに、課題解決のためのスタートアップのリスト作成から、接触を希望するスタートアップのマッチングまでをワンストップでサポートするという。

これらの投資家からの投資先スタートアップへのコメントも閲覧可能に
これらの投資家からの投資先スタートアップへのコメントも閲覧可能に

 有料版の提供にともない、今後無料ユーザーには一部利用に制限が設けられるという。たとえば、ENTERPRISE版であれば検索結果の2ページ目以降も閲覧できるが、無料版では1ページ目までとなる。また、企業データベースのソート機能なども利用できなくなる。

 ENTERPRISE版は当初、期間限定かつ先着30社限定の機能として無料提供する。その後、利用状況を鑑みながら追加機能や料金プランなどを決定し、7月より本格展開する予定だという。ただし、プラットフォームの質を担保するため、当面は同社の審査を通過した企業にのみ提供するとしている。

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