Facebookは米国時間3月15日、新型コロナウイルスのワクチン接種を支援するため、情報提供などの新しいツールをリリースすることを明らかにした。接種会場や時間などの情報を容易に得られるようにする。
この新しいツールは、ワクチンをめぐる公衆衛生関連のメッセージを発信する役割をハイテク企業が担っていることを示している。ソーシャルネットワーク各社は、ワクチンが有害で自閉症を発症させるという虚偽の主張など、ワクチンに関する偽情報への対策にも追われている。Joe Biden米大統領は先週、5月1日までに全成人をワクチン接種の対象とするよう各州に要請するとしていた。
Facebookはパンデミックの中で、新型コロナウイルス関連の情報を提供するオンラインハブ「COVID-19 Information Center」を立ち上げた。そして、世界でこれを傘下の写真共有サービス「Instagram」にも拡大している。また、米国のFacebookユーザーは、このオンライン情報センターで、近くのコロナワクチン接種会場を見つけやすくする新機能を利用することができる。この新機能は71の言語で提供される。接種会場に関する情報はVaccineFinderが提供する。接種会場の連絡先情報、受付時間、予約サイトへのリンクが含まれる。Facebookは、ボストン小児病院と協力し、この新機能を構築した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス