L is Bは3月10日、新型コロナワクチン接種対応業務専用チャットボット「AI-FAQボット for ワクチン接種」を全国の自治体向けに無償で提供すると発表した。
全国の自治体での新型コロナワクチン接種に関する問い合わせ・受付業務に限り、AI-FAQボットのQA数100問までのプランを無償で提供する。なお、1自治体1契約までとなっており、有効期限は3月10日から2022年3月31日まで。申し込みや問い合わせは、問い合わせページ「AI-FAQボット」の「ご記入欄」に「ワクチン接種」と記載する。
AI-FAQボットは、チャットボットと会話するだけで求める回答が得られる問い合わせ対応業務を自動化サービス。Webサイトへ設置だけでなく、LINEなどのチャットツールとも連携が可能。Excelで質問と回答が設定・管理できる手軽さと、精度の高い独自AIエンジンが特徴となる。
今回のAI-FAQボット for ワクチン接種は、新型コロナワクチン接種について寄せられる「よくある質問例」と「回答例」、予約に必要な「受付項目」が設定されたテンプレートを読み込むだけで利用可能になる新型コロナワクチン接種対応業務専用チャットボット。
質問回答や予約項目を自治体独自の内容へ変更・追加したい場合も、Excelで修正するだけで対応できる。利用者が入力した受付データは自動で蓄積され、csvデータとしてダウンロードも可能だ。
同社では、質問への回答から予約受付まで、24時間365日自動でチャットボットが対応するので、利用者もストレスなくワクチン接種の申し込みが可能だとしている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響、新型コロナワクチン接種についての問い合わせ対応業務や接種受付業務への迅速な対応が各自治体に求められている。しかし、その対応にはシステム開発も必要になり、準備に時間がかかるだけでなく、開発・導入費用が高いなど、さまざまな要因で早急な対応が難しいという声が各自治体から上がっているという。
そこで同社は、このような自治体の課題を解決するため、簡単かつすぐに導入できるAI-FAQボット for ワクチン接種の無償提供を開始した。
また、24時間365日稼働する自動回答により、担当者の業務負担を軽減できるだけでなく、利用者自身のタイミングで問い合わせできるため、生産性と同時に利便性も向上できる。
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