Microsoftは、「Android」向け「Microsoft Whiteboard」アプリのパブリックプレビュー版をリリースした。また、共同作業プラットフォーム「Microsoft Teams」のチャネルやチャットでWhiteboardを使えるようにした。
Whiteboardは、共同作業用のホワイトボードアプリで、かつては「Windows 10」デバイス間の視覚的なコミュニケーションのために使用されていた。今回、AndroidデバイスとTeamsのチャネルおよびチャットでもWhiteboardを利用できるようになった。
Teamsユーザーは、Teamsのチャネルやチャットに関連するホワイトボードを作成できる。Microsoftによると、これは長期的なプロジェクトや議論に役立つという。学校やマーケティング部門、エンジニアリンググループといったグループのメンバーは、時間の経過とともにホワイトボードを更新していくことで、プロジェクトでの共同作業に利用することができる。
Teamsのチャンネルとチャットの上部には、新しいタブを追加するための「+」ボタンがある。そこから、ユーザーはWhiteboardという用語を検索して、新しいWhiteboardを有効にすることができる。
Microsoftは、Androidデバイス向けの「Google Play」ストアでWhiteboardアプリのプレビュー版を公開した。「iOS」版のWhiteboardアプリは2018年にリリース済みで、当時新機能だった付箋とテキストオブジェクトも含まれていた。
Whiteboardは、リモート授業が拡大した現在の学校や、Teamsでメモの共有、アイデアやレッスンの概要のスケッチ作成といったタスクを実行するときに、効果を発揮するかもしれない。
MicrosoftはGoogle Playストアの説明文で、「Whiteboardはタッチ、タイプ、およびペン用に設計されており、インクを使用するときと同様の滑らかさで文字を書いたり、絵を描いたりすることが可能だ。テキストや付箋を追加して、文字を入力したり、注釈を付けたりすることもできる。Whiteboardは、どこにいてもホワイトボード上で直接リアルタイムの編集やコメントの追加を実行できる機能をすべてのチームメンバーに提供することで、チームワークを強化する」としている。
AndroidデバイスとTeams向けにWhiteboardがリリースされたことで、Whiteboardをあらゆるアプリケーションで利用可能な共同作業アプリにするという、Microsoftの計画は達成されたことになる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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