Facebookの仮想現実(VR)への取り組みで、近い将来、よりリアルなアバターが加わるかもしれない。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏がThe Informationとのポッドキャストインタビューで、「Oculus Quest」ヘッドセットにおけるVRと拡張現実(AR)の取り組みについて詳細を語った。
リアルなアバターは、電話やビデオ通話から1歩進んだコミュニケーションになる可能性を秘めているとZuckerberg氏は述べている。同氏の考えるアバターは、「本当のアイコンタクト」が可能で、ユーザーのパーソナリティが相手に伝わるようなものだ。
Zuckerberg氏は、「実際に意思疎通ができるようになるだろう」と話した。「ゲームやその他のオブジェクトをバーチャルオブジェクトとしてインスタンス化し、互いにやりとりしながら作業を行ったり、一緒にゲームをしたりすることが可能になる」(Zuckerberg氏)
Facebookはすでに「Oculus Quest 3」「Oculus Quest 4」などの次期ヘッドセットに目を向けており、次世代版にはフェイストラッキングやアイトラッキングを搭載することを目指している。
Facebookは、アイウェアメーカーのLuxotticaとの提携を通じて年内にもスマートグラスをリリースする計画を明らかにしている。Facebook Reality Labsの責任者Andrew Bosworth氏は2021年に入り、これはARグラスではないが、ユーザーが常にやりとりに集中でき、何かの画面を見たり、スマートフォンに手を伸ばしたりして気をそらす瞬間がない製品とする狙いがあると述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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