Facebookの「New Product Experimentation(NPE:新製品実験)」チームによる新しいアプリ「BARS」を使えば、スタジオでレコーディングされたビートに乗ってラップを披露できる。BARSアプリで、自分のラップ動画をフォロワーに共有、ソーシャルメディアアカウントに投稿したり、スマートフォンに保存できる。BARSは米国時間2月26日にリリースされた。現在、ベータ版を試用するためのウェイティングリストが用意されている。
このアプリについては、TechCrunchがいち早く報じた。ラップ限定でTikTokに対抗するものとなりそうだ。NPEチームは2020年12月、音楽でコラボできる「Collab」アプリをリリースしている(5月に発表された)。CollabもTikTokとの類似点が指摘されていた。
BARSを使えば、ラップを簡単に録音し、共有できる。プロ向けのスタジオで優れたビートをレコーディングする必要はない。BARSのコミュニティーマネージャーDJ Iyer氏は、「オーディオ制作ツールは複雑で、高額で、使うことが難しい場合がある」とし、BARSを使えば、プロが作成したビートの1つを選択し、歌詞を書いて、自分がラップしている様子を録画できると説明している。
The Vergeによると、このアプリでは初心者、中級者、上級者のいずれかを選択できる。
このアプリには、コロナ禍で地元の会場が閉鎖している間、ラッパーが他のミュージシャンとパフォーマンスしたり、交流したりする手段を提供する目的もある。アプリは現在「iOS」のみで利用できる。米国の「App Store Preview」で提供されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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