Microsoftは、ウェブ版「Word」のユーザーがテキストベースのドキュメントを、デザインのテーマを適用し、「PowerPoint」プレゼンテーションに変換できる新機能「Transform」を「Office Insider」を対象にリリースしている。
Word文書をPowerPointプレゼンテーションに変換するには、ウェブ版Wordのメニューオプションで、「File」(ファイル)>「Transform」(変換)>「Transform to PowerPoint presentation」(PowerPointプレゼンテーションに変換)とクリックする。Wordファイルを開いておく必要がある。
Transformを選択したら、プレゼンテーションのデザインのテーマを選択する。そして「Open presentation」をクリックし、ウェブ版PowerPointで結果を確認する。作成されたPowerPointスライドは、ユーザーの「OneDrive」フォルダーに保存される。
Transformの機能は現在、テスター向けのOffice Insiderプログラムの参加者のみが利用可能で、多くの制限もある。完全に使えるようになれば、ドキュメントの要約されたセクションを基にPowerPointプレゼンテーションを作成できるという。さらに、人工知能(AI)を利用して画像、アイコン、動画、テーマ、フォントを追加する。
この機能を試す際には、大部分がテキストのWordドキュメントを開き、Transformをクリックして、視覚的なプレゼンテーションを作成するためにAIがどのような提案をしてくれるかを確認するようMicrosoftは勧めている。
Transformは現時点で英語のみに対応している。「Internet Explorer」やAppleの「Safari」ブラウザーでは利用できない。
PowerPointチームのプログラムマネージャーMohit Anand氏は、次のように説明している。「対応するのはテキストコンテンツからプレゼンテーションへの変換だけであり、他のメディアコンテンツは現時点でサポートしていない。Wordドキュメントを変換した後、手持ちのメディアをプレゼンテーションに追加できる」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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