ビデオ会議サービスのZoomは2021年秋より、すべての無料アカウントを対象に、自動で字幕(クローズドキャプション)を表示する機能「自動トランスクリプト」を提供する。同社はブログ記事で、プラットフォームのアクセシビリティー(ユーザー補助機能)強化の一環としてこの対応について説明した。
全ユーザーへの提供に先立ち、ウェブサイト上のGoogleフォームから手動で申請したユーザーに同機能を提供するという。
自動トランスクリプトはZoomの新機能ではないが、これまでは有料アカウントのユーザーしか利用できなかった。無料アカウントのユーザーは手作業で字幕を入力するか、他社のソフトウェアを使って会議の内容を文字に起こすことができる。
新型コロナウイルスの世界的流行もあって、Zoomの利用はここ1年で爆発的に拡大している。自動トランスクリプトのほか、すでに実装されているキーボードのアクセシビリティー、通訳の画面のピン留めとスポットライティング、スクリーンリーダーのサポートなどのアクセシビリティー機能は、Zoomのリーチを拡大する助けになるだろう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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