アクリートは2月18日、内閣官房、総務省および、経済産業省が進める「デジタル・ガバメント実行計画」に沿った行政専用のプライベートネットワーク「LGWAN」において、SMS送信の対応を可能とする「SMSコネクト for LGWAN」の提供を3月より開始すると発表した。
SMSコネクト for LGWANは、携帯キャリア主要4社へのSMS配信を可能とし、大量のSMSを安定して配信できるシステム。
地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が定める条件を満たしており、行政から住民への情報連絡手段として、従来の電子メールや葉書などの連絡手段よりも高い到達率で迅速な案内が実現できるとしている。
同社は、2019年3月に市民本位の行政サービス実現を目指すケイスリーと、地方自治体向けSMS配信プラットフォーム開発に関する業務提携を締結。
ケイスリーのもつ行動科学(ナッジ理論)の知見と同社のSMS配信を活用し、情報配信サービスの開発に取り組んできた。
また、ケイスリーは、沖縄県浦添市において、成果連動型委託契約特定健診の受診率向上業務を2020年6月1日から2023年3月31日までの期間で実施しており、SMSコネクト for LGWANを活用したケイスリーの行政向けプロダクト「BetterMe」を導入している。
なお、2020年度は効果検証のためのパイロット事業として実施し、2021年度より本格導入するという。
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