ファミレス「デニーズ」、客席をテレワーク専用スペースにする実証実験を開始

 レストラン事業などを展開しているセブン&アイ・フードシステムズは2月8日、ファミリーレストラン「デニーズ」における、客席の一区画をテレワーク専用のスペースとして利用できるサービスの実証実験を、同日から開始した。

 対象となる店舗は東京都内の「デニーズ錦糸町駅前店」と、「デニーズ浅草雷門店」(9日から)。時間は平日14時から18時(時間内で無制限)、利用金額はドリンクバー付きで600円(税込)。電源とWi-Fiが利用可能。店内通常料金にて、食事なども注文できる。

デニーズテレワーク対象店舗
対象店舗

 これは、テレワーク・テクノロジーズが提供するサービス「テレスぺ」をファミリーレストランで初めて活用するというもの。テレスペは、LINEで友だち追加するだけで電源/Wi-Fi 付きのリアルタイムな空席が表示され、すぐにテレワークを利用できるサービス。GoogleやLINEで「テレスペ」と検索し、LINEで友だちに追加すると LINE のトーク履歴からアプリが立ち上がる。事前にクレジットカードの登録(月会費100円)を行って個人で利用する方法と、事前に法人登録を行って社内全員の利用分をまとめて請求書払いにして利用する方法がある。

 デニーズは、食事や喫茶需要とテレワーク需要の両方を実現できる場所として提供する。両店舗とも駅出口から徒歩3分程度と利便性の高い店舗とし、快適な空間でリフレッシュしながらテレワークができるとうたう。自宅のテレワーク環境が整っていない方や、ファミリーレストランやカフェなどでは気兼ねし、仕事をしづらいという方に、利用してもらいたいとしている。また、この2店舗における利用者の声や利用状況を確認し、導入店舗を拡大していく計画としている。

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