Googleが米連邦航空局(FAA)に対し、火災の消火と監視を行うドローンをテスト飛行させるための許可を申請していることが、新たに公開されたFAAへの提出書類で明らかになった。
この申請書を提出したのはGoogle Research Climate and Energy Groupであり、2019年にFAAからドローン配達サービスの認可を得たAlphabet傘下のWingではない。Wingのドローンは、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で食料や医薬品の配達に利用されている。
Google Research Climate and Energy Groupが申請しているのは、重さ55〜98.8ポンド(約25〜44.8kg)の無人航空機(UAS)「M8A PRO」の運用許可だ。このドローンはHomeland Surveillance & Electronicsが農薬散布などの農業用に開発したもので、最大20リットルの液体を積載できる。
申請書によると、このテストはカリフォルニア州ファイアボーにある「区画を限った私有地」で予定されている。
米CNETはGoogleにコメントを求めたが、回答は得られていない。同社の広報担当者はBloombergに対し、この申請は「1年近く前に当時検討していたプロジェクトのために提出したもの」であり、「この取り組みを近いうちに再開する計画はない」とコメントしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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