音楽配信サービスを展開するSpotifyは米国時間2月3日、第4四半期(2020年10~12月期)の業績を発表し、同四半期に月間アクティブユーザー数が27%増加して3億4500万人になったことを明らかにした。広告付きで無料で利用するユーザーを除いた有料会員は24%増加して1億5500万人になったという。
一方、Spotifyは新型コロナウイルスのパンデミックにより先行きが不透明であることを理由に、2021年の成長についてかなり慎重な姿勢を示した。現四半期には有料会員数はほとんど増加せず、また2021年末の有料会員数はアナリストらの予測を大きく下回るとみているという。
Spotifyは、第1四半期末時点の有料会員数が1億5500万人~1億5800万人にとどまり、月間アクティブユーザー数も3億5400万人~3億6400万人と予測。これはつまり、2021年の最初の3カ月間は、2020年と比べて会員数の伸びが完全に止まるか、鈍化するということになる。
それでも、この最新の数値は、Spotifyが世界中の音楽配信で圧倒的優位に立っていることを改めて示すものだ。同社は、音楽ストリーミング市場2位の競合サービスである「Apple Music」を大きく引き離しているとみられる。Appleは有料会員数を定期的に公表しておらず、最後に公表したのは2019年6月のことだが、その時点では有料会員数は約6000万人だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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