Amazonは、利益と売上高の両方で予測を大きく上回る第4四半期決算を発表し、その中で、創業者で最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏がCEOを退任し、代わって現在Amazon Web Services(AWS)を統括するAndy Jassy氏が後任に就くことを明らかにした。
「Amazonは2月2日、Jeff Bezosが2021年第3四半期に会長に就任し、それと同時にAndy JassyがCEOに就任することも発表する」と同社は述べた。
Bezos氏は事前に用意した声明で、「Amazonの今の姿があるのは、イノベーションのおかげだ。われわれはともに突飛なことを成し遂げ、それを普通のものにした。われわれは、顧客レビュー、ワンクリック、パーソナライズされたおすすめ情報、『Prime』の常識外れに早い出荷、『Just Walk Out』のショッピング、『Climate Pledge』、『Kindle』、『Alexa』、マーケットプレイス、インフラクラウドコンピューティング、『Career Choice』など、多くのものをどこよりも先に考案した」と述べた。
「正しく実行すれば、意外な発明の数年後には、その新しいものが普通のものになる」とBezos氏は続けた。「人はあくびをする。そのあくびは、発明家が受けることのできる最大の賛辞だ。われわれの財務業績は、発明の長期的な累積に基づく結果だ。Amazonは今、これまでで最も独創性あふれる状態にあると私は考えており、したがって、今こそこの移行に最適な時期だと思う」(同氏)
2020年12月までの3カ月間の売上高は1256億ドルに達し、1株あたり利益は14.09ドルだった。
アナリストらの予測は、売上高が1197億2000万ドル、1株あたり利益は7.20ドルだった。
ウォール街が最も関心を寄せる項目は、決算報告書には含まれておらず、2日夜の決算報告電話会議でおそらく明らかにされるだろう。その項目とは、ホリデーシーズンを含む第4四半期のAmazonの物流事業の状況や、Amazonの比較的新しい広告事業と薬局事業の進展などの情報だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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