パロニムは1月29日、映像内の情報に触る(タップ)するだけでアクセスできる、インタラクティブ動画テクノロジー「TIG」のサービス導入と技術開発、映像企画制作における動画体験のさらなる価値向上を目指し、パートナーシップ制度を新設すると発表した。
同社によると、各領域におけるTIGの拡販や、機能追加・改善をより積極的に推進することを目的に、2021年からパートナーシップ制度を導入することにしたという。制度新設をきっかけに、各パートナー企業との各分野における強固な関係やシナジーメリットを構築し、TIGの研究開発や販売活動を推進していく。
初のパートナーシップ企業として、博報堂プロダクツと契約を締結。博報堂プロダクツを「TIG Global Sales Partner」「TIG Co-development Partner」「TIG Video Production Partner」として認定した。
両社は、動画マーケティングにおける取り組みの連携を強化し、TIG動画を活用した新しい視聴価値を検証する「TIG Lab」を開設。オープンイノベーションスタイルでの共同ソリューションの開発を進めるという。具体的には、TIGを活用する「展示会イベント×TIG」「EC×TIG」「デジタルサイネージ×TIG」といった3つの取り組みのほか、「TIG動画制作エキスパート」を組成する。
展示会イベント×TIGでは、開催件数が大幅に伸びているバーチャルイベントにおいて、具体的なリアクション(資料請求、より詳細な情報へのアクセスなど)を促すことにより、リードの質を高めるための取り組みをする。EC×TIGでは、商品・サービスの魅力を伝える動画において、ECサイトでの商品購入へとつなげる仕組みを創出する。
デジタルサイネージ×TIGでは、リテールDXにおいて、デジタルサイネージにTIGを実装することで、単なる情報提供の役割から必要な情報取得など、インタラクティブな行動喚起を促すという。TIG動画制作エキスパートの組成では、博報堂プロダクツの動画ビジネスデザイン室に在籍する企画、デザイン、撮影、編集のエキスパートとともに、TIGを存分に活用した動画制作を推進する。
さらに今後は、両社連携による新たなソリューションとして、動画の課題だった視聴数の向上、視聴中の離脱や視聴後のネクストアクションへのコンバージョンを改善し、最適な技術を融合させた次世代動画基盤(仮)のサービスインを予定しているという。
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