アップルは1月25日、iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、MagSafe アクセサリに内蔵されている磁石や電磁場が医療機器に干渉するおそれがあると明らかにした。
こうした機器への干渉の可能性を排除するため、iPhoneやMagSafe アクセサリには15cm以内、ワイヤレス充電時は30cm以内に近付かないようにし、安全確保のために必要とされる距離を確保するよう呼びかけている。
iPhoneは磁石のほかにも、電磁場を生じる部品や無線送信機を内蔵。MagSafe アクセサリ(別売り)も磁石を内蔵しており、MagSafe 充電器とMagSafe デュアル充電パッドには無線送信機が組み込まれている。
iPhone 12の全モデルは、それ以前のiPhoneよりも磁石の内蔵量が増えたが、以前のiPhoneモデルと比べて医療機器への磁気干渉リスクが高まることは予測されていないという。
しかしながら、植え込み型のペースメーカーや除細動器などの医療機器に内蔵されているセンサーが、磁石や無線送信機が近付くと反応する場合があるという。
具体的なガイドラインについては、かかりつけ医や医療機器メーカーに問い合わせてほしいとしている。また、iPhoneやMagSafe アクセサリがお使いの医療機器に干渉している疑いがある場合は、使用を控えるよう呼びかけている。
なお、iPhoneの安全性については、iPhone ユーザガイド「iPhone の安全性に関する重要な情報」にも記されている。
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