三菱地所とクラスターは1月20日、丸の内をバーチャル上に再現した配信プラットフォーム「バーチャル丸の内」を開始すると発表した。クラスターが提供するアプリケーション「cluster」上で2月21日に公開する。
バーチャル丸の内は、コロナ禍で実際にまちを訪れられなくても、丸の内を身近に感じられる仕組みや空間を作ることで、新しいまちの在り方を提案、検証していくことを目的に企画したもの。丸の内ビル1階のイベントスペース「マルキューブ」を再現し、映像配信が可能なイベントステージを設置。イベント・カンファレンスなどのライブ配信を実施する。
イベントには世界中のどこからでも参加ができ、アバターを介してコメント機能のほかエモーション機能によりハートや拍手を送ったり、さまざまな色のペンライトを振ったりするなど反応や感情を伝えることが可能。
PCあるいはスマートフォンから専用ページにアクセスし、アプリケーション「cluster」をダウンロード。アカウント登録し、「入室する」ボタンを押すと、アバターを介してイベントへ参加ができるようになる。
オープニングイベントとして、2月21日13時~「バーチャル丸の内フェス」を開催。紅白に分かれて芸人たちが競い合い、リアル会場の参加者とバーチャル丸の内にいるアバターの参加者の投票によって、両チームの勝敗を決定するもので、よしもと有楽町シアターが主催する。
「よしもと有楽町シアター」でのライブをバーチャル丸の内上で生配信する形になり、よしもと有楽町シアターでの観覧料金は、前売り1500円、当日2000円、通し券2500円。バーチャル丸の内からの観覧料金は無料になる。
三菱地所は、今回の取り組みを通じてデジタル空間におけるまちの在り方やリアルなまちとの融合、新たな賑わいの形や出会い、コミュニケーションなどが生まれるような新しいまちの在り方を検証し、まちのデジタルトランスフォーメーション(City DX)を推進していく方針だ。
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