2日目となる31日は、1日目と同様に「聖なる日の祈り」と「ジングルベルがとまらない」から披露され、3曲目に歌われたのは「HAPPY PARTY TRAIN」。映像では果南が、ステージでは諏訪さんが中心となって歌うなか、アニメーションPVにある線路が光って伸びていく光景を、ARのコンサートライトで表現。「青空Jumping Heart」も歌い、WINTER VACATIONの4曲を歌うパートにつなげた。
2日目は「Party! Party! PaPaPaParty!」「キモチもユメも一緒だね!」「Misty Frosty Love」「涙が雪になる前に」と、1日目から順番を変更。そして、その次に「未熟DREAMER」とその衣装で披露されたことで、ファンのコメントがざわつく状況に。この曲はTVアニメ1期第9話の挿入歌となっており、Aqoursが9人になって初めて歌った曲として描かれている。そしてその前の「涙が雪になる前に」時に流れた映像で、果南と鞠莉が和解するシーンのあとにつながるものとなっていた。
小宮さんが後のトークで話した内容によれば、WINTER VACATIONパートにおいて1日目はCDの曲順となっていたが、2日目のセットリストに「未熟DREAMER」が組み込まれているのを見て、曲順変更を発案したとのこと。小宮さん曰く「オタク心が働いた」と、何より自身が見たかったという「涙が雪になる前に」から「未熟DREAMER」の流れになったエピソードに、メンバーからもファンからのコメントでも称賛の声が挙がっていた。
新年まで残り10分を切ったところで、2020年の歌い納めとなる曲として歌われたのが「Step! ZERO to ONE」。スクリーンにも「2020」と「2021」の文字が映し出されるなど、新年が迎えられることをお祝いするかのように披露された。そしてカウントダウンが行われ、年越しの瞬間はステージに並んだメンバーが手を繋いでジャンプ。2021年になったことにあわせて、会場にはARの花火が打ち上げられた。また、1月1日はダイヤの誕生日ということで、花火のなかにはダイヤの顔が描かれたものも。そしてメンバー一同で祝福した。
2021年の歌い始めはロックテイストの「スリリング・ワンウェイ」、さらに新年らしく和の雰囲気が漂う「MY舞TONIGHT」では、炎を使った演出が用いられるなど、2021年を熱く盛り上げていくことを示すような楽曲が続き、1日目と同様に「Future flight」で締めくくった。伊波さんは最後の挨拶として「2021年もAqoursはまだまだ止まりません。全力で、みなさんに会えることを信じて頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送っていた。
両日ともに13曲が歌われた今回のオンラインライブは、ライブ初披露曲もあれば耳なじみのある楽曲もあり、さらには和気あいあいとしたトークなど、あっという間と感じられるほど楽しさと、Aqoursの魅力が詰まったステージとなっていた。
TVアニメのなかで“ゼロからイチに”を目標とする姿が描かれ、その掛け声もあるなど、ある意味でAqoursのテーマにもなっている言葉ではあるが、数字として表現できる2020年から2021年を迎えるタイミングで、オンラインとはいえカウントダウンライブが行われたことは、めぐり合わせを感じるところがあった。また、新型コロナウイルスの影響を受けた形ではあるが、LOST WORLDとWHITE ISLANDを通じて、新たな挑戦でもあったオンラインライブに取り組み、ファンとつながる楽しみを生み出せたという意味でも、そして初めてのカウントライブが実施できたという意味でも、ゼロからイチを実現したAqoursのステージだと思えた次第だ。
今後の展開も発表された。大きな発表となったのは、Aqoursの地元である静岡で初の野外ライブ開催。「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th Anniversary LoveLive! ~LET’S GO WONDER TRIP~」と題し、つま恋リゾート彩の郷にて5月1日と2日に行われる予定。また、アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」を3月31日に発売予定。発表にあわせて視聴動画も公開した。
なお本公演のアーカイブ配信は終了しているが、年越しの模様を中心に収録されているダイジェスト映像が、YouTubeのラブライブ!シリーズ公式チャンネルにて公開されている。
■ライブフォト
(C)プロジェクトラブライブ!サンシャイン!! (C)2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
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