カリフォルニア州で自動運転車の無人走行試験を許可されている企業は複数存在するが、顧客から料金を徴収することは認められていなかった。同州の車両管理局(DMV)が米国時間12月23日、自動運転配達を手掛ける新興企業Nuroに初となる自動運転車の商用展開許可を発行したと発表したことにより、この状況が変わった。
これは自動運転車の試験許可に良く似ているが、自動運転サービスを顧客に有料で提供することを許可する点が異なる。簡単なことにも見えるが、これを取得する企業が現れたのは今回が初めてだ。
Nuroは、Dominos、CVS、Walmartなどの企業とともにアリゾナ州で自社の自動運転配達システムの改良に懸命に取り組んできた。確固たる実績を積み上げ、同社のプログラムが安全であるとDMVに納得させることに成功した。もちろん、カリフォルニア州DMVはNuroに対し、好きな場所で自由にサービスを提供することを許可したわけではない。
今回の営業許可でNuroがサービスを提供できるのはサンタクララ郡とサンマテオ郡の一部地域(アザートン、イースト・パロアルト、ロス・アルトス・ヒルズ、ロス・アルトス、メンローパーク、マウンテンビュー、パロアルト、サニーベール、ウッドサイド)に限られ、一般道路しか利用できない。また、配送用車両は時速25マイル(約40km)までしか出せず、好天時のみ、また最高制限速度が時速35マイル(約56km)の道路しか走れない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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