米小売大手のWalmartは、自動運転技術を手がけるGatikとともに、アーカンソー州で無人の自動運転トラックによる商品配送を2021年に開始する。
WalmartとGatikは、自動運転トラックを使用し、Walmartの配送センターからアーカンソー州ベントンビルにある店舗への商品配送を、2019年から試験してきた。配送ルートは2マイル(約3.2km)ある。自動運転ではあるが、安全確保のため運転手が乗車していた。これまでの走行距離は、7万マイル(約11万2000km)を超えている。
2021年に始める無人トラックによる配送は、このアーカンソー州の取り組みと同じルートで実施するもの。Gatikの自動運転トラック「Autonomous Box Trucks」を使い、運転手は乗車しない。
また、両社はルイジアナ州のメタリーとニューオリンズのあいだで、自動運転トラックによる新たな試験を開始する。こちらは、Walmartの配送センターから、顧客が商品を受け取りに訪れる受け渡しステーションまで、20マイル(約32.2km)あるルート。安全確保のための運転手が乗車する。
配送試験の紹介ビデオ(出典:Gatik/YouTube)
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