Cerevoは12月21日、家電ベンチャーのUPQを吸収合併すると発表した。合併日は、2021年1月1日を予定している。
同社によると、UPQの創業からこれまで、生産管理や量産体制などについてさまざまな支援を実施。今回の吸収合併については、UPQ製品のサポート体制をより安定させることが目的としている。吸収合併では、Cerevoが存続会社、UPQが消滅会社となり、同社がUPQの事業・取引・契約・権利義務関係を全て承継する。
これにあわせ、UPQの既存製品については同社が販売・サポートを行い、全在庫の販売終了にあわせてUPQブランドはクローズとなる。製品サポートの問い合わせ窓口については変更はなく、ブランド終了後も製品に付随するメーカー保証範囲や期間は、設定されている通り受け付けるという。
UPQは、カシオ出身の中澤優子氏が立ち上げたスタートアップ企業。ハードウェアを扱うにも関わらず、多種多様なラインアップの商品を短期間で世に送り出すスピード感が特徴的だったものの、スマートフォンの技適未取得やバッテリー発火、4K液晶テレビの仕様誤記といったトラブルが続発。2019年1月には、製品の量産開発以降の工程をCerevoに委託し、UPQは商品企画、デザイン、プロダクトマネジメント、販売に注力するなど、開発・量産体制を一新していた。
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