Twitterが、音声チャットルーム「Spaces」のベータテストを開始したことを明らかにした。ツイートやダイレクトメッセージで音声クリップを共有できる機能だ。ユーザーは、自分のチャットルームを作成して他のユーザーを招待することも可能で、自分が作成したSpacesで発言できるユーザーを制御することもできる。Twitterは米国時間12月17日、これは「人の声が持つ親密性に着目した小規模な実験」だと説明した。
Twitterは、「音声は、公の場での会話につながる新たなレイヤーを追加する。ミュージシャンや作家はこれを使って、自らの作品に命を吹き込んでおり、ほかにも音声を使ってストーリーを伝え、感情を共有し、ユーモアあふれる本当の自分であろうとしている人々もいる」とし、「また、ユーザーはTwitterで会話するときに、快適で、制御できていると感じたいと思っていることも理解している」とツイートした。
この機能は「非常に少数のフィードバックグループ」によってテストされているとTwitterは述べている。この機能が提供されているユーザーは、右下隅の「Compose」(作成)ボタンを長押しするか、右にスワイプして「Fleet」作成画面からSpaceを作成できる。ダイレクトメッセージを送信、あるいはリンクを共有し、ユーザーを自分のSpaceに招待することが可能だ。
Twitterは現在、Spacesでライブの文字起こし、絵文字によるリアクション、報告とブロック、ツイートの共有などの機能もテストしている。
Twitterは11月、Fleetをリリースした際に、Spacesについて明らかにしていた。Fleetは、SnapchatやInstagramのストーリーに似た機能だ。Twitterはその際、女性や社会的弱者のようなバックグラウンドを持つ人など、オンラインで嫌がらせを受ける可能性が高い人々で構成される、少人数のグループで音声チャットルームのテストを実施していると述べていた。
TwitterのプロダクトデザイナーMaya Gold Patterson氏は11月、オンラインの悪用に直面してきた黒人女性としての自身の経験について語るとともに、「これを正すことは、私にとって個人的な問題だ」と述べていた。「われわれのチーム、そしてTwitterは、まずこれらの人々から音声チャットルームに関する意見を聞きたいと考えている」(Patterson氏)
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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