GoogleとQualcomm Technologiesは米国時間12月16日、「Snapdragon」プロセッサーを搭載するデバイスに最新の「Android」OSを提供できるようにするため、「Project Treble」を強化すると発表した。Project Trebleは、Androidデバイスのベンダーが同OSを効率的にアップデートできるようにする仕組みだ。
QualcommはGoogleとの提携の一環として、強化されたProject Trebleを活用し、「Snapdragon 888」を手始めに、すべてのSnapdragonプラットフォームで4つのAndroidバージョンと4年間のセキュリティアップデートをサポートする。
Googleがブログで説明したように、同社は新たなAndroid OSをリリースする際、Androidオープンソースプロジェクトのソースからビルドした汎用イメージを公開し、このイメージは過去3バージョンのベンダー実装部分との後方互換性が保証される。新しいデバイスには、汎用イメージと互換性のあるベンダー実装も必要となる。
「これは、OSフレームワーク内の断片化を減らすための主な手段だ」とGoogleは述べた。
「複数のOSアップデートでベンダー実装を再利用するだけでなく、Project Trebleのアーキテクチャーでは、異なるベンダー実装の間で同じOSフレームワークコードを再利用することも推進している」(Google)
この変更は、「Android 11」以降を搭載したデバイスに適用される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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