OPPOは、まったく新しいスマートデバイスの使い方を示すコンセプトデザインとして、3つのヒンジにより多彩なスタイルで使用可能なスマートフォン「slide-phone」と、ワイヤレスイヤホンを中心に構成するモバイルアクセサリ群「music-link」を発表した。デザイナーの佐藤オオキ氏が設立したデザインスタジオ、nendoとの共同デザインである。
slide-phoneは、画面の内側方向に折れ曲がる3つのヒンジを備えるフォルダブル型スマートフォン。現在の画面折り畳み式スマートフォンが大画面化を目指すのに対し、slide-phoneは畳むことで携帯性を高めるとしている。
完全に畳んだ形状と、完全に開いた形状という2つの状態にとどまらず、部分的に開いたり、一部折れ曲げたりした形状でも使用可能だ。画面開閉はスライド機構も備え、片手で持ったまま親指だけで形状を変えられる。
たとえば、画面を一部だけ出して時計を表示する、完全に開いて広い画面で動画やゲームを楽しむ、といった使い方を想定する。さらに、本体を折り曲げてメモパッドのような形状にし、付属スタイラスペンでメモをとる、というアイデアもある。
slide-phoneの紹介ビデオ(出典:nendo/YouTube)
一方のmusic-linkは、左右独立型のワイヤレスイヤホンと組み合わせることで、音楽再生や音声アシスタント利用が可能なシステム。スマートウォッチ、スマートスピーカー、モバイルバッテリ型の非接触充電器などで構成する。
スマートデバイスというとスマートフォン中心のシステムを思い浮かべがちだが、music-linkはイヤホンを中心に据え、「『音楽体験をシームレスに繋いでいく』ことに主眼を置いた」と説明している。
music-linkの紹介ビデオ(出典:nendo/YouTube)
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